足底筋膜炎について
足底筋膜炎(足底腱膜炎)とは
足の裏にある「足底腱膜」という靭帯性の膜が炎症を起こして痛みが生じる疾患です。
足底腱膜は、かかとから指の付け根まで扇状に広がり、土踏まずのアーチを支える重要な組織です。
足底筋膜炎の原因
- 筋肉・腱の硬さ
ふくらはぎやアキレス腱が硬い
足を引き上げる力が弱い - 運動による負荷
スポーツや激しい運動での過度な負担
マラソンやジョギングなど、アスファルトでの長距離走
長時間の立ち仕事 - 身体的要因
加齢による足底腱膜の線維の弱化
肥満による足への負担増加
足のアーチ構造の崩れ(扁平足など) - 外的要因
サイズが合わない靴の使用
ヒールのある靴の常用

当院で通う目的
- 症状緩和
痛みの軽減、炎症の抑制、筋肉の緊張緩和 - 機能改善
柔軟性の向上、筋力強化、姿勢・歩行の改善 - 根本原因へのアプローチ
全身のバランス調整→骨盤や足部のアライメント調整
筋膜リリース→足底筋膜の緊張緩和
関連部位の治療→ふくらはぎ、アキレス腱、足関節の調整 - 再発防止
セルフケア指導→自宅でできるストレッチや運動
生活習慣の改善指導→靴の選び方、日常動作の注意点
テーピング指導→足底への負担軽減方法
根本治療の必要性な理由
- 対症療法の限界
痛み止めや湿布は一時的な症状緩和にとどまる
炎症を抑えても、原因が解決されなければ再発する
「症状が治まったから治った」という誤解が再発を招く - 慢性化のリスク
初期段階で適切な治療を行わないと痛みが慢性化
慢性化すると治療期間が長期化
他の部位への代償的な負担増加 - 生活の質への影響
歩行困難による活動制限
仕事への支障
精神的ストレスの増加

根本治療のアプローチ
- 原因の特定と除去
足部のアライメント異常の矯正
筋肉・腱の柔軟性改善
姿勢や歩行パターンの修正 - 構造的問題の解決
足のアーチ機能の回復
下肢全体の機能改善
体重管理による負荷軽減 - 総合的なアプローチ
理学療法による機能訓練
インソール等の装具療法
生活習慣の見直し
足底筋膜炎は、単なる炎症疾患ではなく、足部の機能異常や全身のバランス異常が根本原因となることが多い疾患です。
当院では、症状の緩和だけでなく、姿勢や動作の改善、筋力・柔軟性の向上など、根本原因にアプローチする総合的な治療を行います。
根本治療を行わずに対症療法のみに頼ると、一時的に症状が改善しても再発のリスクが高くなります。
早期から適切な根本治療を受けることで、完全な回復と再発防止が期待できます。
足底筋膜炎でお悩みの場合は、症状が軽いうちに当院にて根本治療を受けることをお勧めします。
