夏場の冷房使用とぎっくり腰増加の関係
夏場にぎっくり腰が多くなる理由
実は夏場にぎっくり腰は多くなる事をご存知でしたか?
統計データによると、ぎっくり腰の発症時期で夏は約30.2%を占めており、冬に次いで多い季節となっています。

主な原因
1. 冷房による体の冷え
- エアコンの冷風で筋肉が冷えて硬くなる
- 血行不良により疲労物質や老廃物が蓄積
- 筋肉の柔軟性が低下し、急な動きでぎっくり腰を発症
2. 気温差による自律神経の乱れ
- 屋外の猛暑と室内の冷房による激しい温度差
- 体温調節機能が混乱し、自律神経が不安定に
- 筋肉の緊張状態が続きやすくなる
3. 冷たい飲食物の過剰摂取
- 冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎることで内臓が冷える
- 特に腎臓の冷えが腰痛を引き起こしやすい
- 腸腰筋の問題も発生しやすくなる
4. 脱水による筋肉の柔軟性低下
- 夏は発汗により体内の水分が減少
- 筋肉の柔軟性が低下し、急な動きで損傷しやすくなる
5. シャワーのみの入浴習慣
- 湯船に浸からずシャワーだけで済ませがち
- 体が十分に温まらず、筋肉の緊張が解れない
特に注意すべき状況
- デスクワークで長時間冷房にさらされる
- 直接エアコンの風が当たる場所にいる
- 薄着で冷房の効いた室内に長時間いる
- 夏の終わりから秋にかけての季節の変わり目
このように、夏場の冷房は確実にぎっくり腰のリスクを高める要因となっています。予防には適切な冷房温度設定、定期的な体の温め、適度な水分補給、そして湯船での入浴が効果的です。
ただ、セルフケアで改善しない腰痛は専門的に腰をみて頂く必要があります。
お困りの際は当院にお問合せ下さい。